最近、自身で経験したことなのですが、ちょっと???と感じた事もありましたので一応書いておきます。
私も、愛犬をなくして6年間全く動物を飼わない期間をすごしました。
そろそろ、ペットロスからも離脱でき新たな家族を迎えないなと思いたち、たとえ1頭でもと、里親になるべく色々ネット上をさまよい
ました。
以前、このサイトがRetrieverの単犬種クラブのサイトであった頃は、勿論里親を探す事もしていました。
保護した仔犬たちを少しでも条件のよい里親さんに譲渡すべく皆が奔走していた事もありました。
当時と今では時代が変わったのでしょうか?最近の里親募集のサイトでは、どうしても高圧的な保護者が目立ってしまいます。
当時私達は、里親として保護した動物を育ててもらう以上、里親に出す側と、受ける側の人間関係の確立を何よりも優先的に考え
ていたものでしたが、今では、譲渡側がやたらとがちがちに条件をつけ、自分の方針にそぐわない里親希望者はバッサリ切り捨て
てしまうのが当たり前のようです。
たまたま、今回の相手だけがそうだったのかも知れませんが、あまりにも高圧的なその対応に思わず閉口してしまいました。
まずは、お互いの人間性の確立が譲渡された子のためには最も優先されるべきことなのではないでしょうか?
時代は変わったとしても、この常識までが覆ってしまうのはあまりにも悲しい事だと思いました。
勝手に、避妊・去勢をして引き渡す。(まあ、遺伝疾患等がある場合は私達もお願いはしてきましたが、あくまでもお願いレベルでし
たし、繁殖をしないとおっしゃっていただけるのであれば、健康体にメスを入れなければ渡せないなどと申し上げた事はありません。)
その費用として、寄付を要求する。さらに別のレスキューの為の寄付と称してまたいくらかを要求する。
こちらからの引き取りには応じず、自分で届けることのみとして、届けるための費用は実費として請求するなどというものです。
また、こちらは住所・氏名等の個人情報をすべて明かしているにも関わらず、ハンドルネームとフリーのメールアドレスからのメール
のみです。
そんなにネット社会が信用できないのなら、ネット上で里親探しなどしなければいいじゃないのでしょうか。
こんな状況では、とてもじゃありませんが、人間関係の確立などできるものではありません。
なんかおかしくありませんか?まるでレスキューした動物を売りさばいているような気がしてなりません。
そういう方は大抵、個人でどうしてこんなに保護した動物を飼っているのか?と思うくらいの数を飼っていらっしゃるようです。
私は、地方に住んでおりますので、あまり捨て犬や捨て猫を見る機会はありません。
猫の去勢が結構普及した事もあり、野良猫がそこらへんで出産しているなんて事も最近は随分減りました。
都会では、今でもそんなに沢山の野良犬、野良猫がいるのでしょうか?
疑ってかかればきりがありませんが、無理やり集めてきた動物をレスキューと称して引き渡す事を生業にしているような気がしてな
らないのは、私の穿った見かたなのでしょうか?
確かに、譲渡した子が幸せになれるように願うのは当然の事だとは思います。
だから、厳しい条件をつけたくなる気持ちもわかります。しかし、条件だけ“はいはい”と鵜呑みにして、心の中で舌を出しているよう
な人なら問題ないのでしょうか?だから、人間関係の確立が大切だと思うんです。
そのうち里親になるには、年収何百万以上じゃないとだめです。所得証明書を提出してくださいとか、子供さんのいる家庭は困りま
すとか、持家じゃないとだめですとか、共働きではだめです。なんて事を言い出しそうですね。
なんか、おかしいでしょう。動物たちとの信頼関係があれば、彼らは幸せなんだと思います。
いくら裕福な家庭であっても、無碍にされている犬や猫は幸せじゃないでしょう。
まあ、尤も彼ら自身はそれを気づく事はないでしょうし、そういった事を考えること自体、人間のエゴで勝手に動物を擬人化している
証拠なんです。
皆さんが、もしも里親になる事で、犬を迎えようと思われるのでしたら、こういった方からの譲渡にはご用心ください。
まあ、厳しい事を言うだけで、実害があるのかないのかは別でしょうから、高圧的だと感じない方には問題はないのかも知れません。
今回の件で、いろいろ調べてゆくうちに、やはりレスキューされた動物の里親譲渡に関するトラブルは結構発生しているようですの
でくれぐれも、ご用心ください。
私は、もう里親になろうという気持ちにしばらくはなれないでしょうね。特にネット上では。
しかし、本当に悲しい世の中になってしまったものです。
結局、ブリーダーから譲り受ける事にしました。