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ウイルスによる感染症については、基本的に根治させる事は不可能です。
発症してしまったら、対処療法で症状を和らげ、自己の免疫作用による自然治癒を期待するしかありません。
しかしながら、簡単には根治させる事は難しいため、自己免疫を準備するためのワクチン投与が欠かせません。
そんな理由から、これらの感染症に対してのワクチン接種を呼びかけている訳です。愛犬と1日でも長く幸せに暮らすためには、
必ず、感染症のワクチン接種を受けてください。
また、これらの感染症は非常に感染力も強いですから、他の犬たちへの感染を防ぐうえでも愛犬家として最低限守るべきマナー
であると思います。
犬の代表的なウイルス性の伝染病です。
ワクチンができるまでは、大変死亡率の高く感染率も高い恐ろしい病気でした。
ジステンパーウイルスに感染する事で発症します。
感染した、犬との接触などから容易に感染する、感染性の高いウイルスです。消毒法で死滅する弱いウイルスではありますが、
低温期には、動物の体外でも生存が可能であるため、発生した犬のいた場所は、完全なる殺菌・消毒が必要とされます。
昔は、ジステンパーが出たら、一夏は、犬を飼わずに過ごすように言われた物でした。
急性で発症した場合は、およそ1週間を目安に発熱が起こります。
その後、一旦平熱に下がったりしますので、見落とす事も良くあるようです。2週間を過ぎた頃から、再度発熱を伴い、咳・目やに・
鼻水などの症状に加えて、下痢・嘔吐などの消化器系の症状を起こし、衰弱して行きます。
急性症から、回復した場合でも、脳などにウイルスが潜んでいると、亜急性の発症となって、神経系の症状を出す事があります。
高齢の犬の場合、慢性での発症も見られることがあります。この場合は、上記のような症状ではなく、いきなり神経系の症状が多
く出るようです。
現在、ウイルスを死滅させる薬はありません。
抗生物質を投与することによって、細菌の二次感染を押さえる事や、発症している症状を押さえるための治療をする事ぐらいしか
できません。
ワクチン投与による免疫抗体を作る事でしか、予防することはできません。
免疫ができていれば、ウイルスが侵入しても、まず発病する事はないと考えられます。
アデノウイルスの仲間による犬伝染性肝炎ウイルスが引き起こします。
1型を犬伝染性肝炎と呼び、2型を犬アデノウイルス感染としているようです。
アデノウイルスに感染する事によって発症します。
世界中に数多く分布するこのウイルスは、比較的環境に強いため、長期間動物の体外で生存する事ができます。
発症している犬との接触や、唾液などからの経口感染も多いです。
約1週間の潜伏期間をおいて、症状が出てきます。
伝染性肝炎の症状に加え、呼吸器系の感染症状が見られます。
現在、ウイルスを死滅させる薬はありません。
抗生物質を投与することによって、細菌の二次感染を押さえる事や、発症している症状を押さえるための治療をする事ぐらいしか
できません。
ワクチン投与による免疫抗体を作る事でしか、予防することはできません。
免疫ができていれば、ウイルスが侵入しても、まず発病する事はないと考えられます。
アデノウイルス・ボルデテラ・マイコプラズマなどと、混合感染を起こし、ケンネルコフと呼ばれる病気を引き起こす事があります。
犬パラインフルエンザウイルス自体は、大変弱いウイルスですが、感染力は強く、空気感染することから、感染している犬には近
づかないように注意する必要があります。
発作様の咳が多く出ます。細菌感染が複合して、ケンネルコフに陥る事が多くあります。
症状発症から、1週間程度で免疫ができ回復する事が多いですが、慢性の咳が残ってしまう場合もあるようです。
比較的、治りやすい病気です。しかしながら、混合感染を起こした場合アデノウイルス感染症などの危険性も持ち合わせています。
ワクチン投与による免疫抗体を作る事でしか、予防することはできません。
免疫ができていれば、ウイルスが侵入しても、まず発病する事はないと考えられます。
伝染性肝炎、アデノウイルス感染症、ケンネルコフなどは、密接に関連しています。
混合ワクチンを接種する場合、以上3つの感染症に対応している物を選択する事が、大切だと思われます。
犬ジステンパーと並ぶ、至死率の高い感染症で、犬科の動物だけが感染するとされています。
パルボウイルスに感染する事によって発症します。
感染している犬の吐物・排泄物などからの経口感染が主です。このウイルスは、強力なウイルスで、通常の殺菌行為では死滅し
ません。ブリーチ・ホルマリンなどでやっと死滅します。
さらに、環境中で数ヶ月生存できる事も確認されている事から、感染犬がいた場合は、徹底的な殺菌・消毒が必要となります。
感染後2日程度で、嘔吐・下痢・元気消失、そして衰弱が始まります。
食欲が、全く無くなってしまうために衰弱がひどく、脱水症状を起こして、みるみる弱って行きます。最長でも5日もすれば、軽度の
場合は回復に向かいますが、嘔吐・下痢のおさまらない場合は、死に至るケースが多くみられます。
幼犬などの場合は、心筋炎などを起こし突然死亡する事もあります。
現在、ウイルスを死滅させる薬はありません。
抗生物質を投与することによって、細菌の二次感染を押さえる事や、失われた、水分・栄養分を補給するための輸液療法などが
とられています。また、血清療法などを用いる場合もあるようです。
ワクチン投与による免疫抗体を作る事でしか、予防することはできません。
免疫ができていれば、ウイルスが侵入しても、まず発病する事はないと考えられます。
最近になってやっと混合ワクチンに追加される事になりました。
パルボウイルスなどとも混合感染すると厄介な病気です。
コロナウイルスに感染する事によって発症します。
当初、病原性の低いウイルスと考えられていたようですが、1978年を境に、強い病原性を発するようになったとされています。
潜伏期間は短く、1週間以内に発症します。
症状としては、嘔吐・下痢、しばらくして血便なども現れます。パルボウイルス感染症の症状と酷似しているため、判断が難しいで
すが、コロナウイルス単体の感染症であれば、パルボよりは、軽症で至死率も低いとされています。
しかしながら、パルボウイルスとの混合感染が起こる可能性もあり、きわめて危険な場合があります。
現在、ウイルスを死滅させる薬はありません。
抗生物質を投与することによって、細菌の二次感染を押さえる事や、発症している症状を押さえるための治療をする事ぐらいしか
できません。
ワクチン投与による免疫抗体を作る事でしか、予防することはできません。
免疫ができていれば、ウイルスが侵入しても、まず発病する事はないと考えられます。
ウイルスではなく、細菌に感染する伝染病です。
人間にも感染する可能性のある、人畜共通伝染病です。
沢山の型がありますが、特に問題なのは黄疸出血型とカニコーラ型です。
伝染経路は、この菌を持っている動物の排泄物に触れる事などによる経口感染です。また、傷口などがあると、そこから感染する
事もあります。
黄疸出血型では、突然の高熱・黄疸・嘔吐・下痢などを起こし、急性肝不全などの原因になり、ごく短時間で死に至る場合がありま
す。カニコーラ型では、同じく高熱・嘔吐・下痢を起こします。
腎臓が侵される事になり、尿毒症を引き起こす事もあります。最悪の場合、腎不全を起こし、死に至ることもあります。
有効な抗生物質の投与により細菌を殺す事ができます。
症状に合わせ、点滴や、透析といった治療を施す事もあります。この病気は、完治するまできちんと検査、治療を続けていかない
と、保菌動物(キャリア)になって、新たなる感染動物を作ってしまう事になりますので、症状が改善しても、検査の結果が良くなる
まで、治療を続けてください。
有効なワクチンの投与により感染を予防することができます。
他の病名は聞いたことが無くても、この病名は、ほとんどの方が耳にしているのではないでしょうか?
発病したら、ほぼ助かる事は無い、人間を含め、温血動物の多くに感染する、人畜共通伝染病です。
狂犬病ウイルスに感染することによって発病します。
最近、日本ではほとんど発症例はありませんが、ウイルスを持った動物に噛まれると、発症します。
ウイルスは、動物の体外では簡単に死滅してしまうので、接触感染以外の感染はないと思われます。
初期には、あまり症状は出ず、行動の変化がみられる程度ですが、徐々に攻撃的になり、よだれをたらしたりするようになります。
この頃から、麻痺や痙攣が始まり、末期には昏睡状態になり、症状がみられてからは、1週間以内に死に至ります。
狂犬病に感染した場合、その感染の危険性から治療を施す事はできません。
関係機関に連絡を取り、獣医師による安楽死しか道はありません。
狂犬病の年1回の予防接種は義務付けられています。
日本では、発症例はありませんが、近隣アジア諸国では、いまだに減少する気配も見られない国が多いです。
感染する動物の範囲の広い事もあり、今後どのような経路で、日本にこのウイルスがやってくるか解かりません。
発病→安楽死などという、恐ろしい病気に感染しないためにも、狂犬病の予防接種は必ず受けて下さい。